Vintage sv. Enamel Hand Mirror

1900年代中頃〜

本日は、青い勿忘草のガーランドと花束のペイントが可愛らしい、ギロッシュエナメルの手持ち鏡をご紹介いたします。
勿忘草、英語で 『forget me not』花言葉は、私を忘れないで。日本でも、英語圏の国々や多言語の国でも同じ意味を持つ花って珍しいですね。

勿忘草はパンジーと同様にアンティークでは、センチメンタルジュエリーにも頻繁に用いられるデザインですから、アンティークがお好きな方は見慣れたモチーフかもしれません。小さくて可憐な花が集まって咲く様子が奥ゆかしく女性らしい印象ですね。

こちらの手鏡は、小花のペイントだけでなく、本体に施されたギロッシュエナメルが美しいお品物です。

ギロッシュエナメルとは、シルバー等の金属に地模様を彫りその上に半透明のエナメルを施したもので、地模様を彫った上にエナメルをかける事で、見る角度や光の当たり具合により違った表情の輝き、立体感が見られます。

パールホワイトのエナメルに花柄が可愛らしい雰囲気ですが、下地のシルバーにほどこされた、アールデコらしい幾何学模様と組み合わさることで、甘くなりすぎない、大人のエレガントさを演出しています。
この位の時代に流行したアイテムだったのでしょうか、同じようなデザインの組み合わせで別のカラー、またペイントの無いもので似たようなアイテムを見かける事がございます。

ミラー面の枠は全てシルバーで、持ち手と鏡とのつながる部分に、MADE INENGLANDとメーカーズマーク、ホールマークがございます。
鏡も古い時代の物らしく縁に綺麗に面取りが施されています。鏡の状態は、上部と、サイドの縁にうっすらと染みが見られますが全体としては使用に支障がある程ではありません。持ち手下部にPamelaと、名前が刻印されております。

お部屋のディスプレイにも、実際にドレッサーに置いて使用しても素敵ですね。

スタッフT

品番:G-262
品名:SV.エナメルミラー
国・時代(推定):イギリス バーミンガム・1954年
税込価格:¥88,000-

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