ヴィクトリア朝のゴールドブレスレット

〜1900年頃まで
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ごきげんいかがお過ごしでいらっしゃいますか。
青山店よりスタッフNです。
本日はパドロックブレスレットをご紹介いたします。

パドロック(錠前)をクラスプとしたデザインは人気があり
現代でも作られているほどです。
私どもでご紹介いたします品は、もちろんアンティークとして
100年以上の歳月を経たお品物。


このブレスレットが作られたヴィクトリア時代の英国では
個人の社会的な立場や役割というものを
たいへん重視していたそうです。

例えば女性。女性に生まれたならこうあるべきといった像が明確にあり、
細くて、か弱くて青白い、病弱なイメージ=コルセットで締めあげて本当に病気になってしまう事も多かったとか。
健康な婦女子は青白いお化粧をしたり病気のフリ(つまり仮病)も。

おそらく、夫や恋人への愛情も個人間に留まらず
他者に対してアピールする必要があったのではないかと想像しています。
パドロック(錠前)で閉ざされた、このようなジュエリーを身に着ける事によって
貞節のイメージと共に、鍵=夫または恋人の存在を示唆する目的もあったのでは?
当時の歴史や文化に触れると、アンティークジュエリーの面白さも一層増すのではないでしょうか。

作品情報

左 No,9147
9ct.ブレスレット
イギリス 20世紀初期
SOLD

中 U-71
9ct.ブレスレット
イギリス19世紀後期
¥209.000(税込)

右 U-69
9ct.ブレスレット
イギリス 1900年頃
SOLD

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