アムステルダム 買い付けの巻き

オーナー夫妻のつぶやき

アムステルダム中央駅へ到着すると、前は街の地図が大体頭に入っていたのでずっと歩いてアンティークジュエリーショップ巡りがスムーズに出来ていたのですが、3年ぶりに来てみると「アレ?最初に行く店は何処でどうやって行くんだっけ?」とその絵が描けないのがチョッとビックリで残念です。

それで確証は持てないけど確か駅前の道を真っ直ぐ進むんだったよね? と直進することにしました。

暫く進むと見覚えの有る光景に成って来ましたので大丈夫そうだなと思っていると、アッ、この店だ! と云う店が出てきました。

行って見るとショーウィンドウの雰囲気が随分変わっていて「本当にここだったかな?」と不安に成りましたけど入口横に立っている男性に聞いてみると、ご予約の方ですか? と聞かれるので予約はしていないけどもう何年も来ているんですよと言うと、「確認します」と彼は電話をしています。

その返事はというと、「本日の予約はいっぱいですので、後日の予約をなさいますか?」

とおっしゃるので、それなら結構ですと言って次へ向かいます。

辺りはだんだん見覚えの有る光景に戻ってきたので、その先はスムーズに進めました。

過去に買った事の有る店を数件経てやっと気になるカエルリングに目が止まりました。

目が赤いルビーの可愛らしいカエルです。

余り古い物では無いけれども、これなら良いと頂きました。

更に進むと以前は一番沢山買っていた店に到着です。

ところが入口のドアには「閉店のお知らせ」が張ってあります。

とっても豪快な女性オーナーで、「今度もっと時間を作っていらっしゃいよ。街を案内してあげるから‼️」

との優しいお言葉を頂いた事を思い出しました。

ありがとうございます。

今日は何時もとは反対の逆コースで歩いて来たので、この近辺最後のいつもは最初店の前に来ると、チョッとディスプレイの様子が違って見えます。

並んでいる品物の数が疎らなのです。

ここは何時もは仲良しの年配ご夫妻がやってらっしゃるお店なのですが、店に入ってみると出てきたのは若い女性です。

何と今日はお嬢様がお一人でいらっしゃったのです。

ご両親の事を伺うと、お父様は今日は居ないけれど毎日忙しくしていらっしゃるそうなので、ホッとしました。

この後本当に最後の店にタクシーで向かいます。

こちらは私より5歳若い職人のお二方です。

奥様は何時も奥の作業場で仕事をしています。

先ずは外のショーウィンドウから順番に店内のケースを隈無く見て廻ります。

その後は奥に座って大きな金庫から中のジュエリーを順番に出して見せて貰います。

素敵なインタリオリング、ダイヤモンドリングの他にお花が彫られたフラワーリングを頂きました。

この後は恒例のワイン会です。

勿論奥様も一緒にワインを楽しみました。

この後スキポール空港へ行って前述のアクシデントへと成ります。

大変ではありましたけれども、素敵なホテルでフカフカの布団で寝られたのは幸せでした。

未曾有の色々な経験を沢山出来たアムステルダムの旅でした。

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