歴史あるデザイン 鳩のネックレス

1900年代中頃〜

ごきげんいかがお過ごしでいらっしゃいますか。
青山店より、スタッフNです。
本日は、フランス ノルマンディー地方で古より愛されたサンテ・スプリと呼ばれている
ネックレスをご紹介致します。

翼を広げ、天から下ってくる鳩は、聖霊(サンテ・スプリ)を表しています。
古よりノルマンディー地方の伝統的なジュエリーとして、愛されてきたデザインです。
はじめは、男性用のものとして、サイズも大きく分厚い民族衣装の生地に留めつけて装われました。
時代が変わって、女性がペンダントとして信仰を表す装飾品の一つにしたことで、
サイズも小ぶりに変化していきます。

サンテスプリのジュエリーには、ダイヤモンドを使った品が少なく
たいていは、ストラスと言われる鉛ガラス ペーストガラスか、
ディアマン・ダラソン(水晶)が、一般的です。
こちらのお品物も、ストラス(ペーストガラス)を使用しており、
その一粒一粒は、ダイヤモンド同様のオールドカットが施され、
独特の美しい輝きです。

チェーン部分もオリジナルでコンディションは良好。
丁寧に作られ、デザインも素晴らしく、作品を一層優美なものに印象付けます。

サンテ・スプリはフランス語で聖霊を意味します。
白い鳩の形を取って表現されることが殆どです。
聖霊は三位一体の神の、第三のペルソナです。

旧約聖書では、大洪水の後に希望の象徴として鳩が、
新約聖書でもイエスに神の霊が鳩の様に下る有名な場面があります。
このように、神の愛を強調するペルソナ“白い鳩”。

宗教の異なる現代の日本においても
愛や、平和の象徴として
広く一般に受け入れられているのは不思議ですね。

伝統あるサンテ・スプリのネックレス。
こちらのお品物は青山店にございます。

作品情報
品番:No,4358
品名:Sv.ペーストガラスネックレス
国:フランス
時代推定:19世紀中期
価格:¥198.000(税込)

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