ファーナー商会のブローチ

1900年頃〜1900年代中頃まで

みなさま、ご機嫌いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
本日は、デザインの妙を愉しめる
ファーナーのブローチをご紹介いたします。

ドイツのテオドア・ファーナー商会製ブローチ。
大振りで、個性的なデザインと精緻な技術が光ります。
シルバーにゴールドギルド、お石はシンセティックスピネル。

ファーナーのジュエリーは、ゴールドや貴石などの高価な素材に拘らず
流行を敏感に取り入れたデザインや、細工の美しさで人気を博しました。

アールデコの香りを付けてデザイン化したバックルの様な、
またはボウタイのようなフォルム。
マット仕上げと、渦巻き状の金線を敷き詰めた金属部分のコントラスト。
左右対称の端正なフォルムの中に僅かに付けた立体感。

ブローチの針は、中央よりほんの少し上にセットされ、
お召しになった際の収まりの良さまで、計算されております。

僅かなデザインの異差で、作品のイメージは洗練された物にも、野暮な物にもなりえます。
ファーナーの作品の良さは、確固とした美意識の中で
その時代の流行をとらえているところではないでしょうか。

スタッフN

作品情報
品番:No,3991
品名:Sv.ギルド シンセティックスピネルブローチ(ファーナー)
国:ドイツ
年代: 20世紀初期
価格:¥198.000(税込み)

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