Heart Shaped Silver candy/nuts dish.

〜1900年頃まで

本日は、普段の生活に取り入れることで、心を豊かにしてくれる様な素敵なシルバー小皿をご紹介致します。
近頃、お出かけが減った事でおうちでの過ごし方に工夫やこだわりを持つ方が以前より増えたのではないでしょうか。
店頭でもジュエリーだけでなく、陶器やガラス等、インテリア アイテムもご覧くださるお客様が多くいらっしゃいます。

こちらは、ハート型のシルバートレイ2枚セット。クロスの打ち抜きと、花やリンボンの打ち出し加工が施された華やかな器です。器の底にはイニシャルが刻印されています。

裏面には球状の足がついており、しっかりと安定していて、がたつき等もございません。
底面にはホールマークの刻印とsterlingの刻印。更に、A4300という製品番号らしき刻印がございます。バーミンガムの刻印です。

こちらは、一回り大きなハート型のシルバートレイで、ボウルの深さも1cm~深いところで2cm近くあります。
打ち抜きと打ち出しによる華やかな装飾。

裏面は先程と同じような球状の足が3点ついており安定感がございます。
こちらは、表面の柄に紛れて、メーカーズマークとホールマークが刻印されています。sterlingの刻印はなし。1895年 チェスターの刻印がございます。

シルバーの食器は元々、毒を判別するために利用されてきました。現代の感覚ではあまりピンとこないかもしれませんが、中世のヨーロッパ貴族の間では毒殺が頻繁に行われていたようです。銀が毒に反応する事を利用して、銀器で供された食べ物や飲み物が安全であるとして、貴族や上流階級の人々が使用したことからはじまり、今では高級な食器のイメージのみが残されていますね。

当時のイギリスやヨーロッパでは、美しく磨き上げられた、このような器にキャンディーや、ナッツを乗せてお酒やお茶の時間を優雅に愉しんだのでしょうね。キャンディーやナッツだけでなく、ちょっとした小物やアクセサリーを置いて、飾っても素敵です。

ぴかぴかに磨き上げられたシルバーの器は本当に美しいですが、このように凹凸のあるデザインでは、凹んだ箇所が少し黒い事で陰影がでて、
柄がより立体的に浮きでて判りやすくなりますので、小物トレー等、インテリア装飾品としてご使いいただくには、あえて少し黒い箇所をのこして仕上げた方が、アンティークらしい雰囲気が感じられるかもしれません。いずれも、ご自身のお好みでお楽しみ下さい。

グッドウィルでは、シルバー製品磨き用のクロスを使って磨いています。
あまりにも黒ずみが酷い時や、素早くそしてぴかぴかに仕上げたい時は、液体のシルバー磨きに漬ける事や、クリーム状の研磨剤を使用する事もございます。

スタッフT

品番:No.1810
品名:シルバー トレイ 2枚セット
国・時代(推定):イギリス バーミンガム 20世紀初期
税込価格¥88,000-

品番:G-367
品名:シルバー トレイ
国・時代(推定):イギリス チェスター 1895年

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