Roman mosaic Broach

1900年頃〜1900年代中頃まで

関東地方も梅雨が明け本格的に暑くなってまいりましたね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、蒸し暑さを少し和らげてくれるような、爽やかなガラスモザイクブローチをご紹介いたします。

こちらは、イタリアのモザイクブローチです。

ガラス工芸が有名なイタリア。ヴェネチアンガラスという言葉、皆さま一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか、ムラーノ島で作られる様々なガラス製品。ガラスビーズやミッレフィオーレ、こちらはその中でもモザイクと呼ばれる工芸品。

1ミリ四方の小さなガラス片を組み合わせて植物等の模様を描いているのですが、まるで絵画のようです。

こんな小さなガラス片を細々とセットするのはとても時間のかかる繊細な作業ですね、しかし、アンティークにはこれよりも更に細かい、1ミリにも満たないような小さなガラス片を使用した作品がたくさんございます。美術館や博物館等で拝見したことがありますが、用意されたルーペでのぞき込むと思わず息をのむような美しさでいつまでも眺めていられました。ルーペで見なければ、モザイクと判らない程の滑らかさです。

当店で販売しているアンティークのローマンモザイクブローチです。

こちらは、モザイクではなく、さらに細かいガラス片を使用したローマンモザイクの作品です。1ミリ以下のガラス片を使用して作られたモザイクはマイクロモザイクと呼ばれています。

ぱっと見ただけでは、絵が描かれている様に見えますね、ガラス片で陰影やグラデーションがここまで繊細に表現できるなんて驚きです。当時の職人の技術の高さは言葉で表現するのが難しいほど素晴らしいものだったのですね。特にガラス工房が小さな地域に集結した状況で、職人たちは多くのライバルたちの中で自分の技を磨き切磋琢磨することで洗練されていったのでしょうね。モザイク作品自体は現在も作られていますが、職人の数は減ってきているのでしょうか、途絶えてほしくない技術です。

こちらのお品物はおそらく、ヨーロッパの富裕層がイタリア旅行の記念にお土産として自国に持ち帰った物と思われます。お土産にしてもここまでのクオリティの物が作られていたのですね。

裏面には800の刻印がございます。大体イタリアやドイツ、中央ヨーロッパ等の古いシルバーには925ではなく800が使われています。針の留め金はCタイプで、針を引っ掛けるだけの仕様ですので、落下防止にシリコンキャッチをお付けいたします。

小ぶりで、軽いのでブラウスの襟元や、カーディガン、薄手のジャケットにもお付け頂けます。晴れた空のような明るい青に赤や緑、黄色が絶妙に混ざり合い、とても爽やかな印象のモザイクブローチです。

品番:B-47
品名:svギルド モザイクブローチ
国・時代(推定):イタリア 20世紀初期
サイズ:直径約3cm

スタッフT

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