夏休みを奈良京都で(奈良)

オーナー夫妻のつぶやき

残暑厳しい毎日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

青山店より末永とよこです。

青山店は先週夏季休業させて頂き、その期間を使ってオーナーと奈良・京都へ行ってきました。

奈良は修学旅行以来ですので、数十年ぶりです。

その時の奈良の記憶は東大寺の大仏様ぐらいで、

初めて訪れる感覚で楽しみにしていました。

奈良へはまず南方面の明日香村へ入ります。

見所をみんな見て廻りたい気持ちを抑えて、ここでは石舞台古墳と飛鳥寺を見学します。

まずは のどかな田園風景を見ながらタクシーで石舞台古墳を目指します。

30個以上のとても大きな岩で作られました方墳です。

長い年月の間に盛土がなくなってしまった為、横穴式の石室が露呈しており中に入ることができます。

私にとってはこの中に入ることが出来るという事が重要で、ここまでやってきました。

想像していた以上に広い空間です。この中が舞台にも見える事が石舞台と呼ばれるようになった所以。

7世紀初期に聖徳太子と共に仏教の布教に努めた豪族の蘇我馬子のお墓だと言われているそうです。

今から1300年も昔からここにあるもの と思うと感慨深いです。

次は飛鳥寺へ向かいます。

石舞台古墳から飛鳥寺までは約1.5キロということでしたので、歩いて移動することにします。

この時期の奈良は暑いよ と言われていましたが本当に暑いです。

途中、冷たいものを飲みながらてくてくと歩きます。

この暑い時期、それも観光見所が点在している明日香村はそれほど観光客が来ていないのでしょう、誰にも会わず、タクシーも通らず、あきらめて歩く事にします。

しかしのんびりとした田園風景は美しく心癒されます。

飛鳥寺は596年ころ蘇我馬子によって建てられた日本で最初の本格的なお寺だったそうです。

残念ながら平安鎌倉の時代に焼失してしまい、現在残っているのは補修を受けて安置されている飛鳥大仏と呼ばれる釈迦如来のみ。

飛鳥時代に作られたらしいアーモンド型の目や鼻高なところなどの特徴を

お寺の方が丁寧に説明をしてくれます。

飛鳥寺の裏庭を西へ進むと、蘇我入鹿を祀った五輪塔がありました。

なんでも大化の改新で中大兄皇子に殺された蘇我入鹿の首が、宮中からここまで飛ばされて(飛んで?)きたとか。

もともと彼の祖父である馬子が建てたという 入鹿にとってはゆかりのあるこちらのお寺に祀られるのは不思議ではありませんが、首が飛ぶ という発想はなんだか怖いなと思います。

これから聖徳太子ゆかりの地にある法隆寺へ向かいます。

今、旅行を終えて青山店で振り返り、奈良にはのどかでゆったりとした時間が流れていたことを改めて感じています。

とても貴重な世界遺産も威圧感を発する事無く風景の中に溶け込んでいて、

穏やかな気持ちで過ごすことができます。

奈良に魅了されてしまったようで、そんなに遠くない日にまた尋ねたいです。

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