ヤドリギモチーフペンダント

アンティークジュエリー

皆様こんにちは、末永とよこです。

12月も半ばになり、表参道界隈は美しいイルミネーションやクリスマスディスプレイなどで美しく彩られています。

さて先日、毎週土日に青山大学前の通りを挟んだ広場(青山国際連合大学前広場)で行われています青山ファーマーズマーケットへ出店されているお花屋さんで、クリスマスのこの時期だからこそ欲しいと思っていたヤドリギをみつけました。

最後の一枝です。

早速買い求め、青山店に飾ります。

こちらの実はイメージする白ではなく、黄味がかったオリーブグリーン色。
日本にはヤドリギでも系統が違うものがあるらしく、こういったお色のものがあるそう。
白も素敵ですが、控えめなオリーブグリーンもやわらかな印象で優し気です。

下の写真は数年前の夏ころに、青々と茂った木の枝へ鳥の巣のように丸く茂ったヤドリギを見つけたときのものです。

冬になった時、周りの葉が紅葉し枝から落ちたあとに残る常緑のヤドリギは、高いところにあってとても目立つことでしょう。
きっと裸木に突然 緑球の植物があるのは不思議な光景に写るのだろうなと、そしてそれを見た古の人たちはどんな事を感じたのだろうと想像すると楽しいですね。(この年、冬になり写真のヤドリギを探しにいったのですが見つけることが出来ず、とても残念な思いをいたしました)
寄生された木が葉を落としても(寄生された木が枯れる事はないそうです)、そこにある 常緑で小さな実をたわわに付けているヤドリギから生命の強さや再生力を感じ、その神秘性に敬意を表し幸運をもたらすものとして家の入口である玄関などへ飾ったそうです。

またヤドリギの木の下でキスをすると、二人は愛の象徴であるヤドリギに祝福され幸せになれるという言い伝えも有名ですね。

踊るように葉を反らしている様子のヤドリギは、ここにあっても生命力を感じさせます。


イギリスやフランスだけでなくドイツなどでも幸運を運んでくる植物として愛されているそう。
またクリスマスを象徴とする西洋で人気のあるヤドリギは、アンティークジュエリーへのデザインにも多く使用されています。

本日はグッドウィルにあります素敵なヤドリギモチーフのネックレスをご紹介いたします。

20世紀初期に作られました繊細なラインが美しいヤドリギがモチーフのペンダントです。

ダイヤはローズカット、レール留めされたルビーは隙間なくきっちりとラインに収まっており、
高い技術で作られていることが伺えます。
白い2つのパールは実を表しており、下部の2枚の葉から零れ落ちるように下がっているパールは雫型で、揺れるようセットされています。

ひし形のアウトラインがすっきりとした表情に見せており、現代のファッションにも上品に合わせて頂けるお品物です。

品番:No.6090
品名:Gold,sv,ルビーダイヤモンドパールペンダント
国(推定):フランス
時代(推定):20世紀初期
価格:¥506,000(税込み)
サイズ:縦約43㎜×横約21㎜

svチェーンはイギリスのモダン ¥55,000(税込み)

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