照度ゼロの空間を体験してきました

オーナー夫妻のつぶやき

令和6年1月1日の能登半島地震により
被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
以前 能登半島へ旅行で訪れた際の、穏やかな風景や市場などで言葉を交わした地元の方の気さくなやりとりなど想い出して心痛めております。
皆様のご無事と被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて皆様は今年のお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

私はオーナーと共に暗闇ツアーというものを体験してきました。

昨年の事ですが、カタログギフト体験版というものをいただきました。

カタログには、インドアの陶芸や手芸、料理、お茶、写経など
スポーツではダートラにクライミング、山登りやカヌーそれにテニスなどなど楽しそうなものが盛りだくさん。

その中に頂いたカタログの中では異色に感じた、照度ゼロの空間を体験できるというものに目が留まりました。

全く光を感じない世界ってどんな空間なのだろうという軽い気持ちで選んだコースでしたが、
おもしろい体験をさせていただきました。

正式名はダイアクロン・イン・ザ・ダーク神宮外苑「内なる美、ととのう暗闇」というもの

パンフを引用させていただくと

漆黒の暗闇
そのは目を使うことのない照度ゼロの空間。
躙り口のような小さな戸口から新しい世界に入る。
肩書も年齢もないただの自分が、一歩、一歩丁寧に歩いていく。
まるで足の裏に目があるように。

全身を耳にして、清らかな水のせせらぎを聴く。
触れるものすべてが新鮮な情報となり、体のうちに眠る五感がいきいきと巡りはじめる。

心と体をととのえよう。
人間本来が持つ、内なる美が目覚めていく・・・・・

会場は三井ガーデンホテルの2階です。
階段を上がっていくと、ここが会場であることを示す看板とシンプルで使い心地がよさそうなテーブルとイスがあります。


時間になると一緒に体験される方々とロッカーへ案内され、
ゆったりとした動きやすい服装で裸足になります。

さあ、いよいよ暗闇の世界へ入ります。

漆黒の世界、それは目を開けていても閉じていても真っ暗な世界です。

スタッフの方の案内で一歩一歩 手探りしながら前へ進んでいくと、
目が見えないということで視覚以外の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じます。

方向感覚が乏しいと自覚している私でも、この時ばかりは必至に部屋の構造など覚えます。

そしてここに慣れてくると、足の裏や手のひらで触って感じることの気持ちよさなど実感できるようになり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

またこのゆったりとした時間を過ごすことができたもう一つの理由として、
一緒に入った同じグループの他の人たちを、見た目で・・例えば男性である女性であるとか、年齢が上である又は下であるとか、優しそうとか怖そう(そんな方はいませんでしたが)とか、普段 目で見て判断して対応していた事ができなかったこともあります。

実際そんなこと(相手をみて言葉や行動を変えること)を考えている余裕?などなかったのですが、
日常では無意識にそれをしていることを実感します。

ひとつ思考を止める事でとても楽にシンプルに物事をとらえることが出来、
日常でもそんなことが出来る時間が持てたら素敵だなと考えさせられました。

そして普段、いかに自分が目で見えるものに頼って生活しているのか実感することができます。

楽しいツアーでしたが欲を言えば、もう少し暗闇の中に居たかったかも。

私が体験したのは、暗闇ツアーでしたが、ほかに全く聞こえない世界などあるそうです。

青山店は本日より通常営業しております。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

末永とよこ

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